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女流棋士 (将棋) : ミニ英和和英辞書
女流棋士 (将棋)[じょりゅうきし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じょ]
 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter
女流 : [じょりゅう]
 【名詞】 1. woman writer 
: [りゅう]
  1. (n,n-suf) style of 2. method of 3. manner of 4. school (of thought) 
棋士 : [きし]
 【名詞】 1. shogi player 
: [しょう]
 【名詞】 1. commander 2. general 3. leader 
将棋 : [しょうぎ]
 【名詞】 1. Japanese chess 

女流棋士 (将棋) : ウィキペディア日本語版
女流棋士 (将棋)[じょりゅうきし]

女流棋士(じょりゅうきし)は、将棋を職業とし、女流棋戦に参加する女性のことを指す(引退者も含む。退会者は含まない)。女流棋士には、日本将棋連盟所属の者、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の者、フリー(無所属)の者がいる。
== 概説 ==

=== 棋士と女流棋士 ===
元来、将棋の棋士の制度は男女の区別がなく、新進棋士奨励会(通称「奨励会」)に入会して所定の成績を収めて四段になれば、棋士となる。しかし現在まで棋士になった女性は一人もいない。
将棋の女流棋士の制度は、女性だけに適用されるもので、棋士の制度から分離されたものである。なお、これに対し、囲碁の棋士は男女混合で運営されており、女流棋士も「女性である棋士」であって、女性向けの制度が別途で存在するわけではない。ただし、プロ入りとなる初段入段についてのみは、男性棋士とは別に女性棋士採用枠が設けられているが、女性が正規の採用枠で初段に入段することも可能である。
現在、女流棋士と奨励会の掛け持ちは認められている。しかし、1998年途中から2011年途中までの間は認められておらず、奨励会に籍を置く際には女流棋士を休会しなければならなかった(1998年の甲斐智美の休会が初のケース)。それ以前は、中井広恵碓井涼子(現姓・千葉)、矢内理絵子らが、奨励会と掛け持ちをしていた。その後、2011年5月に、当時19歳で既に女流タイトルを6期獲得し、女流棋士として顕著な実績を上げていた里見香奈が、奨励会の1級編入試験を受験し合格した〔里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花、奨励会1級編入試験に合格(日本将棋連盟 2011年5月21日) 。〕のを機に、掛け持ちが解禁されることとなった〔「奨励会と女流棋士の重籍に関する件」について(日本将棋連盟 2011年5月27日) 〕。
1961年に蛸島彰子が女性として初めて奨励会に入会した際は、男性よりも緩やかな昇級昇段基準を適用され、1966年に初段に昇段した。以降、後に女流棋士となる者を含め多くの女性が奨励会に入会したが、長年奨励会1級の壁を突破できる者が現れなかった。
2011年に里見香奈が上記の通り、女流棋士としての実績を認められ、編入試験により1級として2011年5月に奨励会入会すると、8か月後の2012年1月に、女性としては初めて正規の基準によって初段昇段した。その後2013年7月に二段昇段し、同年12月に三段へと昇段した。いずれも女性としては史上初となる。
西山朋佳は2014年1月に18歳6ヶ月で初段昇段した。西山は2010年3月に14歳・6級で関西奨励会に入会(2014年3月より関東に移籍)しており、編入せずに奨励会入会した女性としては初めて正規の基準で初段に昇段した。同年9月に19歳2ヶ月で二段、2015年12月には20歳5ヶ月で三段に昇段した。いずれも女性としては最年少の昇段記録となる。
加藤桃子は2006年9月に関東奨励会に入会し、2014年5月に19歳で初段に昇段した。これに先立ち、2011年には第1期女流王座戦に奨励会員として参加し、初の非女流棋士としての女流タイトルホルダーとなって防衛1回、初段昇段の直前にはマイナビ女子オープンで里見から女王位を奪取しており、初段昇段前に女流棋士ではない身分で女流タイトルを3期獲得していた。
女流棋士が棋士となるためのもう一つの方法としては、2006年に制度化されたフリークラス編入試験〔フリークラス編入試験の制度は、女流棋士とアマチュアで変わりはない。〕がある。もしも合格すれば、奨励会を経由せずに、即、四段の棋士となることができる。ただし、受験資格を得るためだけでも、女流棋戦でトップクラスの活躍をして棋士の公式戦に女流枠から出場する権利を得た上、さらに棋士と入り混じっての戦いで規定の活躍をしなければいけない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「女流棋士 (将棋)」の詳細全文を読む




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